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Kリーガーの夢を実現…まず、レギュラー獲得へ全力

  慶南FC 金宏明(キム・グァンミョン)

  金宏明(23)が韓国に足を運んで2年目。ついにKリーガーの夢を果たした。それも、祖父の生まれ故郷、慶尚南道のチームだ。

  Kim Kwang Myung 宏明は昨年11月15日に行われた「2008Kリーグ新人ドラフト会議」で慶南FCに番外指名された。

  東京葛飾区生まれの在日3世。サッカーを始めたのは小学校のころからだが、子どものころの夢は、実はプロ野球選手だった。転機になったのはJリーグの誕生だ。

  「当時、リトバルスキーの華麗なドリブルがとても印象的だった。夢を一気にサッカーへと転向させました」。

  学校とクラブチームを両立しながら着々と実力をのばしてきた。そして、韓国サッカーへの道を意識し始めたのは、サッカーの名門、流通経済大学に入学してからだ。流経大は韓国の大学とも姉妹結縁を結んでおり、相互交流訪問が活発。

  そんな大学時代の05年、蔚山国体に在日同胞代表として出場し、チームを優勝へと導いた。翌年3月、済州道西帰浦で開かれた韓国大統領杯にも在日大韓蹴球団(宋一烈団長)の一員として出場した。このとき「韓国でサッカーをやってみたい」と決心した。

  チーム自体は1勝1分け1敗で決勝トーナメント進出を逃したものの、活躍ぶりはナショナルリーグ(日本のJ2)、仁川韓国鉄道の李ヒョンチャン監督の目にとまり、その年の夏、韓国鉄道に入団した。

  しかし、名門チームだけに新人の出場機会はそうあるものではない。韓国鉄道での1年余りの生活を後に、瑞山オメガに移籍した。

  昨年夏、大きなチャンスが巡ってきた。慶南FCから在日大韓蹴球団の宋団長に「優秀な在日同胞選手の受け入れを準備している」との申し入れがあった。

  在日大韓蹴球団に所属していたチームメート3人とともにテスト生参加したが、宏明の身体能力は高く評価された。そして、今回の新人ドラフトで慶南FCが正式に指名して、韓国トップリーグへの夢が実現した。

  「ナショナルリーグから一段階アップでき、とても満足している。Kリーガーへの夢がかない、また、祖父の生まれ故郷である慶尚南道でプレーできるというのがすごくうれしい」。

  宏明は身長171ab。小さい選手でも可能なスピードと瞬発力で勝負していきたいと、こう話した。

  「サッカースタイルの違いにとまどった。日本の器用さに比べ、韓国は速さ、当たりの強さ、球際の強さ、最後の一踏ん張りの強さがすごかった」。

  「レギュラー争いは容易ではないことは重々覚悟している。今からがスタート。僕がしっかり活躍してこそ、後輩たちへと続くことを肝に銘じて命がけで臨む」。

  大好きな選手はイタリア代表のガットゥーゾとアルゼンチン代表のテベス。二人とも身長は低いが、豊富なスタミナでピッチを縦横無尽に走り回り、激しい当たりでボールを追い掛け回す。

  「誰にも負けない熱い魂を持ちながら、チームとして必要な存在、そんな選手になることが僕の目標です」。

  好物は焼き肉、レバ刺し、ユッケ。「スタミナ回復のためにも、ニンニクは絶対欠かせられないですね」。

(2008.2.5)

 

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